4/22~24

「飛可直否」
この四字熟語(造語)は、外野手が突っ込む際に基本とするものである。
すなわち、打球がフライならば突っ込んで可、ライナーであれば否という意だ。

なぜなら、言うまでもなく外野手の後ろには誰もいない。
フライであれば、たとえ後逸したとしてもフェンスまで転がることはないし、カバーも間に合うので「可」。
だが、ライナーを後逸すれば、打球は無人の野を往くことになる。よって「否」となる。

自分は外野手としてこう教わった。
外野手にとって最悪なことは後ろに逸らすことだと教え込まれた。
だとすれば、23日の森野は基本を外れたプレーをしたということになる。
(6回に金本の中前の当たりを突っ込んで後逸。その三塁打が決勝点に繋がる。)
しかし、森野は試合後にこう語る。
「もう一度あの球がきたら、やはり捕りにいきたい。捕れる球を捕りにいかなかったら悔いが残る。」と…。
捕れると判断した球は捕りにいく-これもまた基本中の基本だろう。
では、あの後逸はどうしようもなかったのかといえば、それも違う。
「(シングルヒットOKの場面ですから)止められればよかったのですが…。」
こう苫篠外野守備コーチが言ったように、捕れなければ止めればよかったのだ。

「捕る」と「止める」
文字で書けばふたつになるこの言葉だが、野球でいえばこれがひとつの動作でなければならない。
少年野球でなぜ監督、コーチが「正面に入れ」と執拗にいうかといえば、捕れなくても止められるからである。
そんなことは森野も重々承知をしているだろう。
だが、承知していても難しいのが外野手のライナーに対する判断なのだ。

本来、内野手の森野にそこまで求めるのは酷かもしれないし、逆に積極的に捕りにいった姿勢は評価しなければいけないものかもしれない。
しかし、チーム事情とはいえ、いまはセンター・森野である以上、やってもらわなければいけないのも事実ではないだろうか。

今年のドラゴンズは、投手陣と打線のバランスがよく強いと評判である。
とくに打撃陣は、ここ数年と比べても厚さが増した感はある。
だが、その一方で外野の守りのレベルは格段に落ちた。
現段階では、あまり目立ってはいないものの、昨日、一昨日のような接戦になれば、守りの質というものが大きく影響する。
そういうときにどんな布陣で挑むのか。
それが今年のドラゴンズの課題であり、不安でもある。


あとがき

昨日は延長12回、センターに守備固めで入った英智が難しい打球を捕りにいき、ギリギリのところで判断してハーフバウンドで掴んだ。
記録はヒット。ただそれだけだが、英智のそれには外野手ならでは好守がキラリと光った。
昨日は延長戦での英智投入となったが、今後、試合展開によっては5回、6回のような早い段階から1点を守り抜く布陣も必要だと思う。
そのためには、立浪に一本ほしいし、代打陣の入れ替えも必要になってくる。

がんばれ、たっつん。

4/22~24 対阪神1勝1敗1分
[PR]

by kuunn_17 | 2008-04-25 17:53 | '08 Dragons

<< 4/25~27 対ヤクルト(神宮) 4/15~4/20 >>