日本シリーズ第2戦 -大きな1勝、残された日本一の芽-

投、走、守。
日本シリーズ第2戦は、三拍子揃ったドラゴンズらしい戦いで、星を1勝1敗の5分に戻した。
なかでも特筆すべきは、初回、荒木がヒットで出塁すると、すかさず井端の初球にスチールを決めたことだろう。
このスチールが相手バッテリーに余分な気を遣わせ、最後まで主導権を渡さなかったといっても過言ではない。

他球団全てが恐れる、荒木、井端の1、2番。
今季、この組み合わせで戦う試合は多くなかったが、ペナント終盤にきて荒木が本来の持ち味を取り戻してきた。
CS、日本シリーズを通じて落合監督は「ペナントより選手の動きがよくなった。」と語っているが、その、よくなった代表こそが荒木だと僕は考える。
1番だから荒木が元気なのか、それとも元気だから荒木を1番に戻したのか、それはわからないが、元気な荒木が1番にいる。これこそがドラゴンズ、勝利の大きな一因となったはずである。

次いで挙げるとするならば、中田の投球。といいたいところだが、球数106球が物語るように、日ハム打線が早めに仕掛けてきてくれたことが好投へと繋がったのではないか。
たしかに追い込んでからの中田は強い。しかし、その強さとともに制球難という不安を抱えている中田に対して、日ハム打線が工夫をこらしていたならば、結果はもう少し違ったものになっていたという気がする。

それよりも初回、先頭・森本の打球をさばき、6回には、シフトを敷いてセギノールの普通ならば中前に抜けそうなあたりを捕球した井端、4回、ボテボテの難しいゴロをナイスフィールディングでアウトにした谷繁、中田の守備を評価したい。
ともに点差は3点以下の場面。ひとつのアウト、セーフで流れが変わってもおかしくないことを考えれば、負けられない一戦において、実に大きなプレーだったと考える。

シリーズ7試合を考えれば、ナゴヤで終わる可能性を残したきのうの勝利は、初戦を落としただけにかなり大きなものとなった。
3戦目、4戦目は、緊迫した実践から遠ざかっている山井、朝倉のいずれかは登板するだろうし、ドラゴンズにとって不安がないとはいえない。
しかし、場所はナゴヤに移り大声援が選手を後押しする。
もし、3戦目を勢いがつくような形で取ることができれば、一発が少ない日ハム打線だけに3タテ、日本一の芽が出てきた。そんな気もおきる、日本シリーズ第2戦だった。

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by kuunn_17 | 2007-10-29 14:39 | 中日ドラゴンズ

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