日本シリーズ第一戦 -痛恨の一球に感じたもの-

痛恨の一球-
野球には、そういったものが存在する。
憲伸のセギノールに対してが、まさにその一球だった。
しかし、その一球を作ったもの。
それがダルビッシュ、初回に投じた12球だったように思う。

圧巻の投球で初回を難なく切り抜けたダルビッシュに対し、「負けてなるものか」憲伸はそう思ったに違いない。
その証拠に、普段は制球抜群の憲伸が先頭打者を警戒するあまり四球で出してしまう。
その後、送られて一死、二塁。
ここから憲伸の「負けん気」が憑き物のようにボールにのり移り、投じる球、投じる球がシュート回転をして真ん中に…。
その投球が、05年夏、全く勝てなくなった憲伸を思い起こさせる。
そして、セギノールへの一球・・・

力を込めたがための力のない一球。
捕る谷繁も憲伸の異変には当然気づいていたはずだ。
それゆえ防げた一球だったともいえなくはない。
しかし、今後を考え、それでもあえて投げさせた一球。
結果的に悔やんでも悔やみきれない一球となったが、責めることはできない。

それよりも、己の力を信ずることなく、相手に目を向けてしまった憲伸が悔やまれる。
たしかにそうならざるを得ないほどダルビッシュは凄かった。
が、しかし、二回以降の憲伸を見ればわかるように、憲伸が自分の投球をすれば結果はついてくるのだ。

勝負とは、相手と戦うことにあらず、己と戦うことである。
まずは己に勝つ。
まだ次もあるであろう憲伸には、そういう気持ちで戦ってもらいたい。

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by kuunn_17 | 2007-10-28 10:22 | 中日ドラゴンズ

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