"夢つなぐ一打"を決めた荒木

e0022461_1233388.jpg 8/21 ナゴヤ【中日7−2横浜】

負けられない一戦
『ドラを救った中田、中田を救った荒木』

2回無死一、二塁。打席にはピッチャーの中田。
ここは確実にバントでランナーを進めて荒木、井端で返したいところ。
しかし、中田はバントで空振り。
足の速くない二塁ランナーの井上は、「する」と決めつけてスタートを切る。
それを見た横浜捕手の相川からボールを二塁へ転送され井上が刺されてしまう。
状況は変わり、一死一塁。ここでもバントで送るかと思いきや
「バントは無理」と判断?したベンチは強攻策に打って出る。
しかし、結果はあえなく三振。
無死一、二塁という大チャンスが、あっという間に二死一塁となってしまい
スタンドからはため息と罵声が入り混じる嫌な空気が流れた。

ドラゴンズは初回に荒木のヒット&盗塁、井端の犠打後、森野に適時打が出て
去年の強かったドラゴンズを彷佛とさせる攻撃で1点を先制している。
しかし、再び訪れた2回のチャンスをミスで潰してしまい
ここで荒木まで簡単に倒れてしまっては、流れは必ず横浜のモノになってしまう。
この試合を左右するという事は、阪神の試合によっては一年を左右するかもしれない。
打席に立ち目の前の現実に集中している荒木自身はそんなことを思ってはいないだろう
しかし「夢を終わらせないで欲しい」「とにかく井端に繋いでくれ」
そう思いながら、ドラゴンズファンは荒木を見守っていたはずだ。

結果的に荒木は"夢をつなぐ一打"をライト前へ打つことになる。
荒木が繋いでくれた、今はまだ「小さな夢のカケラ」を井端がしっかりと受け取り
森野、ウッズへ落とさないよう、大切にそして確実に渡していく。
その結果、ミスをした中田がミスを感じることなく投球に専念し
ドラゴンズにとっては落とすことの出来ない
大きな白星を手にすることができたのではないだろうか?

もう後がないドラゴンズを救ってくれた中田と、その中田を救った荒木の一打。
荒木はヒーローに選ばれる事はなかったが
2回の攻撃後、ライトスタンドでどこからともなくひっそりと湧いた荒木コール。
あのコールこそがまさに真のヒーローへの賞賛だったに違いない。

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by kuunn_17 | 2005-08-22 13:50 | '05 Dragons 観戦記

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