劇的逆転勝利!! 〜流れを変えた立浪の一打〜

横浜 7-9 中日(横浜)

負ければ竜の尻尾に火がつくところだった。
8回を終えて3点差。そこまでの試合展開からして敗色が濃厚だった。
しかし、一打に懸ける男が放った1本のヒットから劇的なドラマの幕があける。
代打立浪和義・・・
大歓声に背中を押されて立浪は9回先頭打者としてバッターボックスに入る。
点差は3点、いつものチャンスとは違い先頭打者。
どんな形でもいい、塁に出ることだけを考え、集中力を研ぎすまし、狙い球を絞る。
初球から3球目まで全てを見逃し、迎えたカウント1−2からの4球目、アウトコース高めのストレートを狙い打ち、放たれた打球はライナーでライト前へ転がる。

盛り上がるレフトスタンドと、ベンチから神妙な面持ちで立浪を見つめる選手達。
「立浪さんは試合に出ていなくても、背中でチームを引っぱっていってくれてるんです。そんな姿を見ると僕らも頑張ろうと思うんです。」立浪についてこう語った孝介。その通り、それまで球場に重くのしかかっていた空気を弾き飛ばした立浪の一打だった。

8/26、9打席ぶりにヒットを打ったその日から、今日までの代打成績は13打数8安打4打点、打率.615。ある時は試合を決める一打を、またある時は流れを変える一打を、一打に懸ける男、立浪和義はこれからも打ち続けていく。
立浪和義

「みんな一生懸命頑張ってたんで、3点差だったけど、塁に出れば何とかしてくれると思った。何が何でも塁に出たろうと、いつも以上に気合を入れていきました。」
「きょう勝つのと負けるのとではエライ違いですから。阪神がゲームがないし、相手のことは気にしない言うても、やっぱり気になるから。」
「ボクのポジションで何とかチームに貢献できるように、一生懸命準備をしてきたけど、何とか結果が出てよかった。」
(中スポ)


この短いコメントの中に2度使った『一生懸命』という言葉。
ここにきて立浪の土台がしっかりしてきた。
打席で足を上げた瞬間、体は一本の揺るぎない軸となる。
走り込んで下半身を鍛える−立浪が言う準備がここに表れているのではないだろうか。

天才立浪が命を懸けるもの。
それはドラゴンズを“日本一”にするという大きな夢なのだろう。
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by kuunn_17 | 2006-09-20 23:41 | '06 Dragons 観戦記

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