苦しんで手にした一勝。いまこそ変われドラゴンズ!!

広島 6-7 中日(広島)

6対7…。奇しくも前日と同じスコアで迎えた9回裏。
マウンドにはもちろん守護神岩瀬。
ツーアウトランナーなし。
嶋の打球が井端の前へ転がり、試合終了のゴングが鳴ると思えた。

しかし、打球はイレギュラーをして井端のグラブからこぼれる。
4月から無失策を続けてきた名手の“まさか”のエラーで前夜の悪夢が甦る。

続く新井にセンター前へ運ばれ二死1、2塁、迎えるは4試合連続HRの前田。
一発が出ればもちろん、長打でもサヨナラ。
ドラゴンズにとっては厳しいことこの上ない場面。
前田は岩瀬の初球、アウトコース139kmのストレートを振り抜くと、打球は伸びて左中間へ…。
「やられた!」打球を追う岩瀬の顔からもそれが読み取れた。

しかし・・・
勝利の神さまは最後にドラゴンズに微笑む。
左中間寄りに守っていたレフト一樹が、懸命に走りながらそれをキャッチ。
まるで優勝したかのようにグラブを高々と上げ、ジャンプをして喜ぶ一樹。
その表情が逆にこの試合の苦しさを物語っていた。

先制しながらも逆転を許し、同点に追いつくも再び引き離される。
再度逆転をしてもまた同点−と、二転、三転どころか四転も五転もした試合。
内容的には決して喜べるものではない。
しかし、勝った。勝てた。
チーム状態が悪い中、冷や汗をかきながらももぎ取ったこの勝利。
内容はともかく、この結果こそがいまのドラゴンズにとっては最良の薬だろう。

昨日の試合後、「これで引き締まる。変わる。」と語った落合監督。
その言葉とは裏腹に、今日の試合も引き締まったものではなかったが、選手の気持ちは明らかに変わったし、火が灯った。

苦しんで苦しみ抜いた末に手にした一勝。
気持ちが変われば、必ずチーム状態も試合内容も結果も変わることだろう。
来週の決戦に向け、また“強い”ドラゴンズが帰ってくる。
そう感じた今日の試合だった。
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by kuunn_17 | 2006-09-09 19:53 | '06 Dragons 観戦記

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