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怪物・堂上、高校最後の夏・・・

怪物・堂上の夏が終わった。

9日、第88回高校野球選手権1回戦に、堂上直倫擁する愛工大名電(愛知)が登場。
“夏に勝つ”を合い言葉に精一杯戦ったが、最後は力及ばず、4−6で福知山成美(京都)に敗れた。

「負けたことは悔しい。でも悔いはないです。3年間いろいろあったけれど、本当に楽しかった」試合後にそう語った堂上。
1回戦で去ることにはなかったが、高校通算55本塁打。1安打、1打点だったこの日も含めて、甲子園通算打率4割8分は立派のひとこと。これからはプロの道を目指して、精進をしていってもらいたいと思う。




こうなるともうすでにファンの心は秋へ

「野球は続けるが進路はまだ詳しく決めていない」
と、堂上自身は語っているが、プロから複数球団の争奪戦があるのは必定。
なかでも、ドラゴンズと阪神が1位で指名する方針を固めている様子。
高校生ドラフトで堂上の交渉権をどちらが手にするか、注目が高まる。

一部では「(内野手の)兄と同じドラゴンズは…」などと囁かれてはいるが、僕が見る限り、ドラゴンズがもし堂上弟を獲得した場合、内野手として使うかどうかは疑問だ。
新チームになってから遊撃手の堂上弟だが、守備はお世辞でも上手いとは言えないし、送球難は僕が初めて見た1年生の頃と変わっていないような気がする。

だとすれば、足はそこそこ速く、肩はいい堂上弟だから、打撃の負担を考えても、ドラゴンズは外野手として育てるのではないだろうか。もし、内野手だとすれば、兄と全く同じ三塁手か一塁手どちらかだ。

阪神は内野手としての堂上弟を評価しているようだが、ドラゴンズと阪神の内野手の差は歴然としているし、守り勝つ野球が持ち味のドラゴンズではかなりの我慢が必要だと思う。

堂上弟がどんな気持ちでいるのかはわからない。
だが、ファンとしての目ではなく、堂上を一野球選手として見た場合、孝介のように外野手へ転向、もしくは大学か社会人を経て、内野手としてもうひと回り成長してからプロ入りした方がいいように感じる。

打撃はいますぐにでも通用するモノを持ってはいるだろう。だが、孝介がそうだったように、並み大抵のモノがなければ1年目から大活躍するのは難しい。
もし、堂上弟自身が「やはりドラゴンズ」がいいと思うのなら、阪神が指名権を獲得した場合、孝介のように社会人へ出るのも堂上にとって悪いことではない。そう思う。

お父さんも兄もドラゴンズに所属する根っからのドラゴンズ一家。
ファンの誰もが堂上直倫がドラゴンズへ入団することを願っている。
秋にはどんなドラマが待っているのか。
夏は終わったが、これからも堂上弟には注目が集まる。

by kuunn_17 | 2006-08-10 21:05 | 酔いどれ野球論

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