名電、“夏に勝つ”を合い言葉に、2年連続夏の甲子園へ

愛工大名電 4-0 愛産大三河(ナゴヤ)

第88回全国高校野球選手権愛知大会、決勝戦がナゴヤドームで行われ、
愛工大名電が4対0で愛産大三河を破り、2年連続8度目の夏の甲子園出場を決めた。

名電は序盤から、送りバント、盗塁で確実にランナーを進め、
少ないヒットで点を取るソツのない野球を展開すると、
愛産大三河の失策なども絡まり、6安打で4得点と効率的な攻めを見せた。
心配された投手陣も佐々木、高須で完封リレーをするなど、
甲子園に向けて収穫のある決勝戦だった。

注目の堂上直倫内野手は、四球 遊ゴロ 投ゴロ 三振と、
愛知大会での一発は出なかったが、第三打席の投ゴロはものすごい当りだったし、
甲子園でどデカイ一発を見せてくれるのを期待している。





今日の中スポに彦野利勝の「楽」と評する記事が載っていたので掲載したい。
『スランプのない走塁は大きな武器』

(30日の巨人戦)4回の攻防に両チームの差がハッキリ出ていた。5安打で2点の巨人に、3安打で2点を挙げ、あっさり追いついた中日。歴然としていたのは、走塁に対する意識の差だ。中日の反撃は、まず足で稼いだ福留の内野安打から。ウッズの中前打で一、ニ塁。続くアレックスの右前打で、ウッズが三塁に走り、打者走者のアレックスも、送球間に二塁を陥れた。

 1、2番ではなく、さほど足の速くはない4番、5番も積極的に次の塁を狙って走る。一方の巨人は、ヒットが出ても1つずつ。野球がヒットの多さではなく、点の多さを競うゲームである以上、両者の優劣はハッキリしている。この7連勝中、固い守りとともに、中日の各選手が普通にやっているのが、積極的に走る姿勢だ。
 走塁には当然、足が速い、判断能力が優れているなどの能力もある。だが、一番大事なのは「能力」ではない。「意識」だ。常に、一つ前の塁を狙う意識があるからこそ、とっさの場面でちゅうちょなく走れる。それが、そのうち無意識に体が反応するようになる。今の中日の選手は、まさにそれだろう。

 攻めて一、三塁にする。守って一、三塁にしない。それが全くできていないのが巨人であり、当たり前のようにできているのが中日。同一カード9連勝なんて、ただ打つ、投げるだけでできるわけがない。
 今後、打線が湿る時期もある。投手陣が苦しくなることもある。だが、走塁だけはスランプがない。中日は優勝に向け、大きな武器を身につけた。つくづくそう思う。

今日の高校野球愛知大会決勝戦で、甲子園出場を逃した愛産大三河の監督は、
試合後に「名電の走塁に負けた」と語ったという。

落合監督は今年のドラゴンズを「高校野球みたいだろ」と評する。
“バント戦法”で選抜優勝、準優勝を成し遂げた名電・倉野監督と、
“守り勝つ野球”でセ・リーグを制覇した中日・落合監督。
高校野球とプロ野球・・・
土俵は違えど、走塁も含めて目指す野球は同じだったのかもしれない。

今年はWBCで「スモールベースボール」という言葉をメディアが盛んに取りあげた。
しかし、ずっと前から「スモールベースボール」を取り組んできた愛知野球界。
今年は、高校野球もプロ野球も、その“愛知”が野球界をリードする。
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by kuunn_17 | 2006-07-31 17:03 | 酔いどれ野球論

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