どうした憲伸 〜大阪夏の陣第一戦、竜、阪神に完敗〜

阪神 7-2 中日(京セラD)

大阪夏の陣、第一戦はドラゴンズの完敗。
まだまだ阪神との直接対決が残っている今、ひとつの試合の勝敗で一喜一憂する時期でもないが、ドラゴンズがエース憲伸を立てたことを思えば、勝っておきたかった試合でもあった。

その先発した憲伸は、初回からカットボールがシュート回転するなど、去年の後半を思わせるほど調子は悪かったように思う。その証拠に2回、鳥谷に打たれたHRなどは、逆球でしかも曲がらない棒球のカットボールだった。
5回からは、ランナーがいない場面でもセットポジションから投球するなど、「なんとかしよう」という気持ちは伝わってきたが、今日の憲伸ではどうすることもできず、その回にも1点を失い降板。

ここまで10勝し、少し前から調子が落ちてきていただけに仕方のない面はもちろんあるが、それをわかっていながら、交流戦後、変則の登板間隔で使ってしまった首脳陣の起用法には疑問が残る。

6回には小笠原が、7、8回にはマルティネスが登板したことを考えると、ひょっとしたら19日(火)の横浜戦に中4日で登板するかもしれないが、普通で考えれば、今日がオールスター戦前最後の登板だろう。
憲伸自身も週の頭に投げることを粋に感じているはず。それならばオールスター後は、必ず試合のある火曜日に相手がどこであれ憲伸を登板させることが、憲伸復活のポイントではないだろうか。

とにもかくにも前半のヤマ場であろう阪神との3連戦の初戦をエースで落としてしまった。
落合監督からすれば「3連敗しなければいいよ」と、思っているはずだし、僕もそうは思っている。しかし、明日も負けるようなことになれば、自分達がどうこうではなく、相手がその気になってくる。そういう意味でも明日はかなり重要な試合だ。

ドラゴンズは山本昌、中田、佐藤と、誰が出てきてもおかしくはないが、相手がエースの井川ということを考えれば、誰が出てきたにせよ、まずは先取点を取るまで相手に点を与えないつもりで、最初から飛ばしていってもらいたいと思う。



ドラゴンズのピッチングコーチを務めたこともある宮田征典さんが、13日、肝不全のため亡くなった。

憲伸がルーキーイヤーの98年にドラゴンズの投手コーチに就任。
前年最下位に沈んだチームを投手王国に仕立て上げたのは、まさしく宮田コーチの手腕だったと思う。
その後、巨人の強引な引き抜きによって、擦った揉んだの末1年でドラゴンズを去ることになるのだが、去った後もドラゴンズ投手のことを気に掛けていた。
特に自分がコーチ時代に最優秀防御率のタイトルを獲得した野口に対しては、言葉からもその愛情が受け取れた。
その野口もドラゴンズを去り巨人へ入団。これには僕も「宮田さん喜んどるだろうな」なんて思っていたが、野口の復活を見ることなく、この世を去ってしまった。
野口には、なんとかもう一花咲かせて宮田さんの手向けとしてもらいたいと思う。

ドラゴンズを投手王国へと導いてくれた宮田さんのご冥福をお祈りします。


※すっかり忘れてましたが、エキサイトブログに移転して12日で1年が経ちました。
ここまでやってこられたのも、皆様の温かいコメントがあったお陰だと思います。
本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

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by kuunn_17 | 2006-07-14 22:10 | '06 Dragons 観戦記

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