2006 交流戦総括 〜チームを支えた投手陣と投手陣を支えた谷繁〜

20勝15敗1引き分けで交流戦を終えたドラゴンズ。
去年が15勝21敗だったことを思えば、貯金5という数字は立派だと思う。

その内訳を見てみると、
対ロッテ2-4、対ソフトバンク4-2、対西武3-2 △1
対オリックス5-1、対日ハム2-4、対楽天4-2
と、去年勝ち越せなかった、ソフトバンク、西武、オリックス、楽天から勝ち越せたことが大きかった。しかし、その一方で、去年勝ち越した日ハムにはふたつの負け越し、ロッテには去年から8連敗するという苦手意識も見えた。

たしかに千葉での3連敗は相手も表3枚で挑んできたし、昌、朝倉、小笠原と好投しての負けだから仕方のない部分はあるが、負けるときは必ず理由がある。その理由は僕が思うところ、ディフェンス面のミスでやられたという感じがする。

ドラゴンズはナゴヤ球場からドームに本拠地を移し、初年度最下位という屈辱を味わって、恐竜打線と呼ばれた“打てるチーム”から、投手力、守備力、機動力を重視した“守り勝つチーム”へとチームカラーを移行していく。2004に落合監督がそれを公言し、“打てなくても勝てるチーム”作りを再度目指すこととなる。
そのドラゴンズが、打てないのは仕方がないにしても、守りでミスを犯してしまっては勝てるはずはない。

これはロッテ戦に限ったことではなく、残塁の山を築き負け越してしまった札幌での日ハム3連戦も、結局のところは“打てないから”ではなく、走塁やバントのミス、荒木、井端の肩の状態を見透かされ、ホームまで還してしまったことが敗因ではないだろうか。

とにかく、ドラゴンズは『自分達の野球』ができなければ負けるということ。
逆を言えば『自分達の野球』さえすれば、ソフトバンクだろうが、ロッテだろうが、勝つだけのチーム力はあるということ
だ。
落合監督も「来年はもっと勝つ」と言うように、僕も交流戦コンプレックスがなくなるであろう来年は、交流戦でも優勝争いができるチームになると思う。

それを裏付けるのが、12球団でも断トツの“2.07”というチーム防御率だ。
4点台だった去年とは雲泥の差。いくら投手有利とはいえ、これは驚愕の数字である。
その背景には憲伸佐藤充朝倉等、先発投手陣が、よく頑張ったことが挙げられるが、谷繁の存在なしでは、この数字は残せなかっただろう。交流戦打率は.163とヒットすら出ない状態がずっと続いた谷繁。しかし、ことリードに関しては、実績も力もある憲伸はともかく、実績のない若手投手をもり立てる素晴らしい働きを見せた。
中スポでは、この谷繁の活躍に“影のMVP”という言葉を使っていたが、守り勝つ野球がドラゴンズの身上ということを考えれば、谷繁こそが、ドラゴンズ交流戦の“真のMVP”と言っていいのではないだろうか。

とにかく今年は5つの貯金をし、交流戦で首位に躍り出ることができた。
『6月を制すはセ界を制す』の言葉通り、6月を首位で折り返せば、優勝する確率はかなり高い。
23日からまたレギュラーシーズンに戻っていくわけだが、相手はペースメーカーの役目を全うし、あとは主役に道を譲るだけの讀賣。まずは是が非でも勝ち越して6月首位に向け歩を進めていってもらいたいと思う。
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by kuunn_17 | 2006-06-20 19:19 | 中日ドラゴンズ

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