交流戦前半を振り返る

2006 日本生命セ・パ交流戦も前半が終了。
5連勝あり、5連敗ありと波の激しい18試合だったが、なんとか9勝9敗の5分で乗り越えたドラゴンズ。去年の前半の勝ち越しなしという結果を思えば、上々の滑り出しといった感じではないだろうか。





内容的には、楽天、オリックスといった力不足(といっては失礼かもしれないけど)の球団からは勝つことはできても、日ハム、ロッテ、西武といった上位球団には負け越し、不安がないといえば嘘だと思う。
しかし、先の福岡では初戦を落としながら、連勝できたことは大きい。
とくに先週は憲伸、マル、山本昌とある程度勝ちの計算できる投手を立てた試合で負けたにもかかわらず、健太小笠原と開幕当初は先発ローテではなかった3人がいずれも好投し、白星を挙げた。中田、ドミンゴが離脱して心配された先発投手陣の中から、こうした孝行息子が出てきてくれたことは頼もしい限りだ。

これは数字にもはっきりと表れている。
交流戦でのチーム防御率は、去年(36試合で)が4.74(11位)だったのに対し、今年は2.41(2位)と素晴らしい数字を残している。
これはひとえに、主軸投手以外も頑張っているからこその数字だろう。

そして、若手投手陣を影で支えているのが谷繁小田両捕手だと僕は思う。
去年はいうならばパニック状態に陥ってしまった谷繁だったが、今年はWBCに出場し、里崎(ロッテ)からパ・リーグ打者の癖を伝授されかのように落ち着いてリードしているようにさえ感じる。(谷繁は里崎に伝授したのか、ロッテの防御率もすこぶるいい//笑)
腰の状態が芳しくないためなのか、本来の勝負強いバッティングができない谷繁だが、『捕手』という面では(ポカもあったけど)素晴らしい活躍を見せてくれていると思う。

もうひとりの女房役であるODAも、谷繁を支え、ときには昨日のように打撃でも魅せてくれる。
谷繁と比べるとまだまだアタフタしてしまう感があるのは否めないものの、それでも昨季までは讀賣NO.1捕手だっただけに(ABEは『捕手』とはいわない)その実力は十分谷繁の後を任せれるものはもっていると思う。
こうして谷繁が疲れをみせたらODAを使えるのも、今年のドラゴンズにとっては大きな力ではないだろうか。

一方、打撃陣を見てみると、孝介ウッズアレックスといった主軸の状態はいいようだ。とくに孝介に至っては、今や球界最強打者の域にまで達するかのように打ちまくっている。
「それでも、他が打てなさ過ぎるよ」
そんな感もたしかにあるのだが、ここまでの数字を見てみると、チーム打率は.268(8位)と、貧打竜にすればまずまず。と、いうよりは去年が.254(10位)ということと、今季も交流戦で首位に立っているロッテのチーム打率が.270ということを考えれば大健闘とさえ思う(笑)

防御率はほぼ同じ、打率もそう変わらない(失点も同じ、得点はドラの方が多い)
だけど、ロッテは13勝4敗の首位で、ドラゴンズは9勝9敗の5位。
この差は一体なんなのか・・・
それは1点差ゲームの勝敗が大きく要因しているように思う。
交流戦に入ってからの1点差ゲームは、ドラゴンズが9試合で3勝6敗と3つの負け越しがあるのに対し、ロッテは8試合で7勝1敗と6つも勝ち越しているのだ。(直接対決でも3連敗の内、2敗は1点差)
接戦に強いはずのドラゴンズが、好防御率、高打率?を残しても勝てない原因がここにあるといっても過言ではない。これはひとえにチャンスで後1本が出ないというのもあるのかもしれないが、送りバントや走塁、守備など、細かなところでミスが出ているとも考えられる。

最近では、26日のソフトバンク戦、3回一死、1塁(カウント2−3)からランエンドヒットを仕掛け、打者森野が、真ん中高めのストレートを空振りして三振ゲッツー。そのウラ、一死、1、3塁からの森野の守備位置。

27日には、初回ソフトバンク攻撃時、柴原の打球を判断ミスで一塁までセーフにしてしまった森野の守備、4回左中間の当りで3塁を狙いアウトになった森野の走塁。(前向きなミスではあるんだけど)

28日は、同点に追い付いた5回、一死、1塁、カウント0−2からランエンドヒットを敢行したにもかかわらず、打ち上げてしまった(しかもボール球を)英智等々、大小さまざまなミスを連発(森野をイジメているわけではないですよ//笑)

結果的にソフトバンク側もミスを大量にしてくれたため勝ち越すことはできたが、1点差を競り勝つ野球ができているかと言われれば、できてはいないと言わざるを得ない。

荒木がいない今、プラスになるような素晴らしい走塁、守備などはあまり望めない。
ということは、マイナスにならないようにミスを少なくするしかない。
打撃は水物。打つ日もあれば打てない日もある。
しかし、そんなときでも1点をもぎ取り勝つ野球をドラゴンズにはしてもらいたいし、できると思う。

幸いにもバッティングフォームを替えてから井端の状態も上向きつつある。
好調の孝介の前に英智、井端が出て、ガンガンかき回し、荒木の代わりに相手を揺さぶってほしいものだ。去年、味わった苦渋を拭うためにも、残りの18試合を自分達本来の野球をやって1点差ゲームもモノにし、『絶対に勝ち越すんだ』という強い意志をもって戦ってもらいたいと思う。
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by kuunn_17 | 2006-05-29 14:58 | 中日ドラゴンズ

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