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野球規則:投球時間短縮など23項目変更へ

野球規則:投球時間短縮など23項目変更へ
プロ・アマ合同で構成する全日本野球会議が開かれ、今季からメジャーの公式規則が大きく変更されたことが報告され、日本でも来年版の公認野球規則から反映されることになるようだ。
変更点は、走者がいない時に投手は投げるまでの時間制限が「20秒以内」から「12秒以内」に短縮されるなど23項目。(毎日新聞)

23項目がどういうものなのかわからないのでなんとも言えないが、少なくともこの制限時間の短縮は試合に大きく影響しそうである。
どれくらい影響するのか説明しにくいが、マウンド上で無駄な動きが多いピッチャーである朝倉を例に挙げると、調子がよい時に要する時間はおよそ8秒から10秒程。逆に調子が悪い時は15秒以上要することもよくある。今年までの規則ならば15秒はOKだったが、来年からはこれが反則投球となるわけだ。
わかりやすいように身近な選手に例えたが、これは朝倉だけに限った問題ではなく、他にも死活問題となる投手はたくさんいるだろう。

そして試合に影響するということ以外にも、この制限時間短縮には大きな懸念がある。それは、ますます『打高・投低』になりはしないかということだ。
今、試合時間が長い最大の原因は、この『打高・投低』だと僕は考えている。なぜならWBCを見てもらえばわかるように、日本はストライクゾーンが世界に比べて狭い。ストライクゾーンが狭ければ、打者が有利になるのは当然のことで、それゆえ投手は打たれないが為にボール球を有効に使おうとする。そうすれば当然、球数も増え、試合時間は長くなる。この必然的に起きた流れを投手の制限時間でカバーすることが、果たして的を得ているといえるのか?僕は疑問にならざるを得ない。

しかし、試合時間の短縮には賛成である。じゃあ、どうすればいいか・・・。
ひとつの解決例として、高校野球を思い出してほしい。なぜ高校野球は試合時間が短いか。それは、ストライクゾーンは世界基準とほぼ同じ、そしてなにより全力疾走で守備位置につくからだ。
ルール改正は大いに結構。しかし、その前にある基本的なことをもう一度思い起こしてほしい。『メジャーを学ぶ前に高校野球を見習え!』プロ野球選手の誰もがやってきたことなのだからできないことはないはずだ。

by kuunn_17 | 2006-04-14 22:45 | 酔いどれ野球論

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